えびの高原のつつじケ丘を彩り始めたミヤマキリシマ=17日午後、えびの市
えびの市のえびの高原で、初夏の風物詩のミヤマキリシマが開花を始めた。群生地のつつじケ丘では、鮮やかな赤紫色やピンク色の花が所々に咲き、硫黄山(1317メートル)から噴気が上がる雄大な自然に彩りを添えている。
つつじケ丘は三分咲きで、同高原のえびのエコミュージアムセンター周辺では既に満開を迎えている。開放されている「池巡り自然探勝路」や硫黄山の斜面でも、今週末から6月初旬にかけて少しずつ時期をずらして見頃を迎えるという。
埼玉県からえびの市に帰省している会社員小倉福美さん(48)は「5年ぶりに来たが、ミヤマキリシマが一面に広がる光景に感動した。硫黄山と合わせて見ることができて良かった」と笑顔で話していた。