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韓国岳に火口湖出現 初めての「山の日」

2016年8月10日掲載

大雨の影響で韓国岳の山頂にできた火口湖=9日午後、えびの市

 11日は初めての「山の日」。今年の梅雨期間に平年の約2倍の記録的豪雨に見舞われたえびの市の韓国岳(1700メートル)の火口に湖が現れた。9日も多くの登山愛好家が山頂から深緑色の火口湖を見下ろしていた。

 宮崎地方気象台やえびのエコミュージアムセンターによると、梅雨期間(6月4日~7月17日)のえびの高原では2281ミリの降水量を記録した。この影響で、直径900メートル、深さ300メートルの火口の底に雨水がたまった。

 火口湖は昨年に続いて出現したが、韓国岳の土壌は水を通しやすいため珍しい光景という。

 同センターの自然解説員渡辺俊輔さん(62)は「1週間から10日ほどは残っているので、登頂したらぜひ眺めてもらいたい」と話している。