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コウノトリ飛来 小林市の水田

2017年9月6日掲載

兵庫県から飛来してきたコウノトリ=5日午前、小林市真方

 小林市真方の水田で5日、国の特別天然記念物のコウノトリ2羽が見つかった。足輪が付いており、兵庫県から飛来した雌とみられる。

 同市東方の会社員田中風馬さん(52)が午前6時半ごろ、餌をついばむ1羽を発見した。保護活動に取り組む同県立コウノトリの郷公園(豊岡市)によると、2羽に付いている足輪から4、5月に同市の「人工巣塔」でふ化した雌と判明。2羽とも、8月半ばごろまで山口県下関市で確認されていたという。

 日本野鳥の会県支部(岩切久支部長)によると、県内では2000年以降、宮崎、延岡市などで6回の飛来を確認。16年11月には、宮崎市の一ツ瀬川近くの水田に飛来した1羽が越冬している。

 前支部長で、事務局の前田幹雄さん(72)は「驚かせないように静かに見守ってほしい」と話している。