霧氷と積雪で白く染まった韓国岳登山道=21日午後、えびの市
県内は21日、冬型の気圧配置が続き、山沿いで冷え込んだ。霧島連山・韓国岳(1700メートル)では、冷たい霧が風に吹き付けられ、樹木や岩の表面が凍り付く霧氷が見られた。
麓のえびのエコミュージアムセンターによると、えびの高原は午前7時半の気温が氷点下9度まで下がり、一帯で約10センチの積雪があったという。
硫黄山周辺の噴火警戒レベルの引き下げに伴い、立ち入り規制が解除された西側登山道を利用する多くの観光客が見られ、1合目付近から山頂までの木々や岩にびっしりと付いた「氷の芸術」を写真に収めるなどしていた。
鹿児島県霧島市から訪れたアルバイト安田博文さん(67)は「美しい霧氷を眺めると冬本番という気持ちになる」と話していた。