宮崎市で挙式した香港人カップルが１１日、同市役所に婚姻届を提出、受理された。海外で挙式する際、訪問国の法律に基づいて手続きする「リーガルウエディング」と呼ばれる挙式法で、本県初。香港では日本でのリーガルウエディングが人気を集めており、県や市は観光誘客につなげたい考え。

　新郎は会社員、任梓泳さん（２４）、新婦は同、林巧晴さん（２３）。昨年８月に旅行で同市を訪れ、青島などの景観の美しさに感動。香港の大手旅行会社を通じて挙式を申し込んだ。

　この日は、青島のホテルで家族ら約３０人に見守られて式を挙げた後、市役所を訪れ、同市の婚姻届を提出。田村俊彦副市長が婚姻受理証明書と記念品を手渡した。２人は「宮崎はゆっくり過ごせる、素晴らしい場所。来夏も訪れたい」と話した。

　同市によると、同証明書を母国の行政機関に提出すると、同日付で婚姻が認められるという。