移籍村田“第1号” 自信深める
2012.02.19付
無理に打球を上げようとはしていない。甘く入った球を完璧に捉えると、低い弾道で左翼席に届いた。四回。巨人の村田がオープン戦1号となるソロ本塁打を放ち「（キャンプで）やってきたことは間違っていなかった」と自信を深めた。巨人のユニホームを着た初の対外試合は中身が濃かった。打席ごとに課題を掲げ、クリアした。一回2死一、三塁。これまでの紅白戦では、相手投手のセットポジションでのクイックに差し込まれていた。「きょうは早めのタイミングで打ちにいくことを意識した」と修正を図る。直球を中前に運び、チームに先制点をもたらした。
六回無死一塁はチーム打撃に徹した。右前に運んで好機を広げ「打つ方向を決めていた。内容も結果も良かった」と自賛した。キャンプでは長打よりも確実性を求めてきた。
【写真】4回巨人無死、村田が左越えにソロを放つ。捕手会沢