ボウカー堅実な打撃 2番適性に監督手応え
2012.02.22付

打った相手は長谷部。左打者だが左腕を苦にしない姿に、岡崎ヘッドコーチは「壁がしっかりして、壊されない。そういう技術を持っている」とうなる。
ジャイアンツで米大リーグデビューした2008年には10本塁打を放ったこともある。それでもボウカーは「本塁打を打つ意識よりも、ライナー性の打球を打つ意識が強い。本塁打はたまたま」とさらりと言う。大振りはせず、堅実性のある打撃を見せている。
2番打者として一回にはつなぎの打撃を披露した。無死一塁で一塁走者の坂本がスタート。右前にゴロを転がし、一、三塁と好機を広げた。打順を決めるのはこれからだが、2番の適性を感じさせる打撃に原監督は「非常にいい手応えを感じている」と表情は明るい。
真面目な性格で、休日返上は当たり前。大口はたたかず「チームに貢献できればいい」と最後まで謙虚だった。
【写真】楽天との練習試合で、右越えに本塁打を放った巨人・ボウカー