球春一番乗り 宮崎市で巨人―広島
2011.02.20付
日本一早いプロ野球オープン戦・巨人―広島が19日、宮崎市のサンマリンスタジアム宮崎であった。新燃岳噴火の降灰の影響もなく、春の陽気に包まれた球場には県内外から家族連れなど2万人余りが詰め掛け、選手の一投一打に熱い声援を送った。試合に先立ちセレモニーがあり、巨人の原辰徳監督が新燃岳噴火や鳥インフルエンザで苦しむ本県を気遣って「今季は結束をスローガンに掲げ日本一を目指す。われわれの第二の古里である宮崎の皆さんも結束して苦境を乗り越えてほしい」と激励。巨人の内海哲也投手と広島の梵英心内野手が河野知事に寄付金を手渡した。
試合は広島が三回に赤松真人外野手の本塁打で均衡を破ると、スタンドのボルテージは最高潮に。山口県光市から家族で訪れた森次政裕君(12)は「テレビで観戦するのと迫力が全く違う。自分も野球をしてるので、スイングやグラブさばきが参考になった」と興奮気味だった。
結果は4―1で広島が勝利した。
【写真】オープン戦で詰めかけたファンにサイン入りボールを投げ入れる巨人の選手たち=19日午後、宮崎市・サンマリンスタジアム宮崎
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