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ガザのモスクで「兵器を製造」 イスラエル軍、攻撃の正当性訴え 

2023年11月21日06時00分
 【エルサレム共同】イスラエル軍報道官は20日、イスラム組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザ北部で、イスラム教のモスク(礼拝所)が「兵器の製造工場として使われていた」と主張した。トンネルの縦穴も見つけたとしている。軍は同日、地上侵攻で「テロリスト300人以上を逮捕し、尋問した」と発表。敵が民間人に紛れ込んでいる実態を暴露したと強調した。

 軍は病院攻撃や民間人の被害拡大で批判を受けており、改めて正当性を訴えた形だ。ガザ北部のインドネシア病院も包囲し、攻撃を激化させている。

 軍報道官によると、モスクの捜索で建物地下にロケット弾を製造する作業場所が見つかったとしている。
【写真】 空爆でけがをした少女を抱き締める男性=20日、パレスチナ自治区ガザ南部ハンユニス(ゲッティ=共同)