2024年08月02日22時36分
環境省福島地方環境事務所は2日、東京電力福島第1原発事故後、除染で発生した土や廃棄物を一時保管する中間貯蔵施設(福島県大熊町、双葉町)内にある雨水や地下水の放射性物質濃度を測定する装置の一部で、2021年5月以降、濃度が実際より高く測定されていたと発表した。測定業者が報告書を不正に作成していた。
これまでの測定値は全て検出限界値未満か基準値を下回っており、周辺環境への影響はないとしている。業者の目的は分かっていないが、環境省側は刑事告発や調査体制の見直しなどを検討する。
【写真】 東京電力福島第1原発=2023年8月22日(共同通信社ヘリから)