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京大、手の神経再生へ治験開始 3Dプリンターで組織作製 

2020年11月25日18時40分
 事故などで神経が損傷した手の指に細胞でできた細い管を移植し、機能再生を図る医師主導治験を始めたと、京都大のチームが25日、発表した。細胞で立体組織をつくる「バイオ3Dプリンター」を利用。3人に移植し、2022年度中に安全性のほか、感覚が回復するかどうかを評価する。

 従来は足の神経を移植していたが、神経を取った部分がまひするのが難点。コラーゲンなどで作った人工神経でも機能再生は限定的だった。京大病院の池口良輔准教授は「けがで手指の感覚が鈍くなり、仕事に復帰できない患者も多い。新しい治療法になることを期待している」と話した。
【写真】 細胞で立体的な組織を作れるバイオ3Dプリンター=京都市