能登半島地震から2カ月
2024年3月1日
自宅に「日本の絶景」をテーマにした大型の写真カレンダーがある。6枚つづりで、きのう早々と1枚目(1、2月)を?がすと春の西都原の写真が現れて驚いた。一方、?がした写真をよく見てみると…。
飾っていた2カ月間はさほど意識していなかったが、これがとても美しい。水平線から昇る朝日。穏やかな波。海の色は鮮やかなオレンジで水平線の付近は紫。沖の小島と鳥居が、逆光の効果でとても幻想的だ。撮影場所を見ると「恋路海岸(石川)」とあった。
調べてみると、昔の悲恋の物語に由来する地名だという。石川県の観光サイトには「恋路海岸から見附(みつけ)島(珠洲市)までの3・5キロの海岸線は『えんむすビーチ』と呼ばれています」とあった。見附島といえば今回の能登半島地震によって一部が大きく崩落した島である。
震災からきょうで2カ月。石川県内の小中学校で全面的に登校が再開されるなど、少しずつ前に進み始めている。石川県は震災を受けての観光支援「北陸応援割」を16日の宿泊分から始めると表明したが、恋路海岸のある能登町役場に話を聞くと、周辺は受け入れ態勢が十分に整っていないという。
「恋」が付く地名は本県にもある。後鳥羽上皇がこの地より京の方角を望み都を恋いしのんだという、串間市の恋が浦だ。同じ石川県内とはいえ、避難先で地元を恋いしのんでいるであろう被災者はまだまだたくさんいる。この先も支援の手を緩めてはならない。
飾っていた2カ月間はさほど意識していなかったが、これがとても美しい。水平線から昇る朝日。穏やかな波。海の色は鮮やかなオレンジで水平線の付近は紫。沖の小島と鳥居が、逆光の効果でとても幻想的だ。撮影場所を見ると「恋路海岸(石川)」とあった。
調べてみると、昔の悲恋の物語に由来する地名だという。石川県の観光サイトには「恋路海岸から見附(みつけ)島(珠洲市)までの3・5キロの海岸線は『えんむすビーチ』と呼ばれています」とあった。見附島といえば今回の能登半島地震によって一部が大きく崩落した島である。
震災からきょうで2カ月。石川県内の小中学校で全面的に登校が再開されるなど、少しずつ前に進み始めている。石川県は震災を受けての観光支援「北陸応援割」を16日の宿泊分から始めると表明したが、恋路海岸のある能登町役場に話を聞くと、周辺は受け入れ態勢が十分に整っていないという。
「恋」が付く地名は本県にもある。後鳥羽上皇がこの地より京の方角を望み都を恋いしのんだという、串間市の恋が浦だ。同じ石川県内とはいえ、避難先で地元を恋いしのんでいるであろう被災者はまだまだたくさんいる。この先も支援の手を緩めてはならない。