ホーム くろしお

ワクチンで人口削減?

2021年9月15日
 ウルトラマンの放映開始から今年で55年になる。そう聞いて、1~4話のDVDを借りて見た。第2話でウルトラマンに変身するハヤタ隊員が、有名なバルタン星人に地球に来た目的を尋ねるシーンがある。

 バルタン星人は故郷の星が核実験で滅んだため、宇宙船で待機している仲間を地球に住まわせると答える。その数を聞くと「20億3千万人」。それに対し先日亡くなった二瓶正也さん演じるイデ隊員が「話にならん。世界中の人口を合わせても22億だってのに」。

 このせりふを聞いて調べてみると、放送当時の1966年ごろの世界人口は、さすがにそこまで少なくはなかったようだ。総務省統計局によると、およそ33億人。今が75億人超なので、半世紀ちょっとで倍以上になった。24年後の2045年には90億人に達する見込みだ。

 そうなると食料や水不足が深刻化する恐れがある。そんな不安が説得力を持たせるのか。人口削減計画―。数あるコロナワクチンに関する陰謀論の中でも、特によく見聞きする。「接種すると死ぬ」だけでなく「不妊になる」「男性の生殖機能に異常をきたす」などという話が出回っているようだ。

 先日は民間のクリニックが接種者の精子を調べても異常はなかったと、テレビで報じていた。科学的に否定をしても次から次へと出てくる怪しい話。改めてだが、接種は任意である。しかし、その判断は、ちまたにあふれる情報を十分に精査した上でしたい。

このほかの記事

過去の記事(月別)