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「1人遊び」に危険も

2020年9月18日
 山歩き専門誌「季刊のぼろ」の編集長が、福岡県糸島市にある井原山の沢で倒れているのを発見され、死亡していたニュースに衝撃を受けた。詳しい状況は分からないが、登山中に遭難したとみられている。

 「のぼろ」は九州の山を中心に、登山のルポや周辺の遊びを紹介。本県の山もほぼ毎回登場するので、何度も参考にさせてもらった。編集長は、下山の予定時刻など登山の計画書をスマホのアプリに残していたようだ。そこまで備えていたのは、ベテランらしい。

 それだけになぜ、という無念に駆られる。団体行動だったら助かったかも、と考えるからだ。基本的に単独の山行は控えた方がいい。山では不測の事態が頻繁に起きる。同伴者がいればトラブルでも、応急処置をしたり救助を求めたりして、救命の可能性がぐっと高まる。

 コロナの影響で集団より「1人遊び」を楽しむ傾向が強まった。だが危険を伴う趣味は格段の用心をしたい。例えばオートバイの人気が再燃する一方で、事故が増えている。また大都市では、自粛モードで交通量が減った道路を猛スピードで駆ける車が目立つ。当然重大な事故も多く発生している。

 明日から4連休。釣り、サーフィン、キャンプなど行楽に出かける人は多いはずだ。ただ、アウトドアは連れの同行を勧める。どうしても単独で、という人は、周囲に予定や居場所を伝えておいた方が安心だ。スマホによる位置情報の発信も役に立つだろう。

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