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【台風24号】高岡町などで浸水被害(30日午後6時現在)

2018年9月30日

 非常に強い台風24号は30日、昼ごろに本県に最接近し、全域が暴風域に入った。各地で記録的な大雨や暴風となり、宮崎市高岡町などでは広域で浸水被害が発生した。県危機管理課などによると、午後3時現在、1685世帯2686人が避難。同6時現在、県内では約7万4千戸が停電している。用水路に流され1人が行方不明となり、2人が強風で転倒して負傷した。


 気象庁によると、台風は午後6時現在、室戸岬の東北東約30キロの海上を時速50キロで北東に進んでいる。中心気圧は950ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートル。中心の南側190キロと北側150キロは風速25メートル以上の暴風域となっている。


 1時間降水量は高鍋町96ミリ、西都市78・5、宮崎市77ミリ、日南市深瀬75ミリを観測。レーダーによる観測では、午前11時までの1時間に宮崎、日南市と三股町付近で約120ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、同気象台は記録的短時間大雨情報を発表した。


 降り始めの28日午後3時から30日午後3時までの総雨量は、美郷町神門441ミリ、宮崎市田野町420・5ミリ、西米良村363・5ミリなど。


 最大瞬間風速は西都市で41・3メートル、宮崎市田野町で40・8メートル、延岡市古江で38・6メートル、串間市36メートルなど。5観測地点で観測史上最大を記録した。


(全文は1日付朝刊または携帯サイトで)

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