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新田原基地第5航空団司令兼基地司令に就任した 尾山正樹(おやま・まさき)さん

2020年9月22日
 新富町・航空自衛隊新田原基地司令に着任した。飛行訓練など戦闘機の運用では、騒音などで地域への負担が伴う。「(基地は)自治体や住民の皆さまなど地域の理解に支えられている。全隊員が地域の方々に感謝し、信頼され、誇りに思ってもらえるような存在にならないといけない」と力を込める。

 沖縄県・尖閣諸島周辺海域で中国の公船が領海侵入を繰り返すなど、日本の南西諸島では緊張状態が続く。「空域でも外国機による活動の質、量が拡大」しており、領空侵犯の恐れがある航空機への緊急発進(スクランブル)対応を担う新田原は「要の基地」。対応する隊員には「心身ともに強くしなやかであること」を望み、指導方針に「精強であれ」を掲げた。

 富山県高岡市出身。静岡県立大を卒業後、パイロットになる夢をかなえるため空自に入隊した。沖縄県の那覇基地ではF4戦闘機のパイロットとしてスクランブル対応に従事。統合幕僚監部から出向した内閣官房では、安全保障・危機管理担当の一員として、北朝鮮のミサイル発射や核実験に対処した。国家安全保障局の立ち上げにも携わり、「睡眠がまともに取れない日も多かったが、貴重な経験をさせてもらった」と振り返る。

 新田原基地での勤務は、F4の操縦訓練を受けた2000年以来。「景色が美しく、マンゴーやチキン南蛮など食べ物がおいしい」と本県の印象を語る。趣味は映画鑑賞や読書、ジョギング。休日はゴルフに挑戦するつもりだ。町内の官舎で妻と2人暮らし。48歳。空将補。

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