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「牧水・短歌甲子園」団体戦と個人戦を連覇した宮崎西高文芸部長 宮本陽香(みやもと・はるか)さん

2019年8月19日
 短歌を愛好する高校生が夏の日向市で出来栄えを競う「牧水・短歌甲子園」。17、18日の第9回大会で、団体戦と個人戦「牧水賞」の両方で大会史上初の連覇を達成した。

 「昨年は先輩の支えで優勝できたが、今年は自分が引っ張っていけるか不安だった」と振り返る。毎日2時間、作品を批評し合うディベートの練習に付き合ってくれた後輩や卒業した先輩たちのサポートに感謝する。

 個人戦は作者名を隠して歌が発表され、来場者の投票のみで決まる。「団体戦はディベートを通じ内容を説明できるが個人戦は歌だけの勝負。内容が伝わるよう考えた」

 「兄と空けたワインボトルをアルバムのように眺める父の横顔」。兄の飲酒する姿から創作した。22首の応募の中から選ばれた。

 中学生のとき、短歌甲子園に出場したこの兄を応援したのがきっかけで、堅苦しいと思っていた短歌の印象が変わった。宮崎西高に進学後「楽しそうだ」と文芸部に入部した。

 「31文字しかないが、31文字以上の意味を込めることができるのが短歌の魅力」

 短歌を詠むには自分をさらけ出す必要があると感じている。人の短歌を読めば相手の思いも伝わってくる。「短歌は絆を深めるツールです」

 一人の時間に集中して創作することもあるが、通学途中にひらめくこともあるという。卒業後は短歌甲子園出場経験者でつくるOB・OG会「みなと」に参加予定。「新しい世界に触れていくはずなので、思いを歌にできればいい」と笑顔を見せた。宮崎市、18歳。

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