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平兵衛酢の菓子いかが 産経大生と宮崎南高生が開発

2022年9月4日
 宮崎市・宮崎産業経営大の学生と宮崎南高の生徒が、市内の菓子店と共同で日向市特産の平兵衛酢(へべす)を活用したお菓子「ヘベサンド」を開発した。8月からイベントなどで販売を始め、好評を得ている。

 開発したのは、同大学の墨昌芳准教授から観光や特産品などを学ぶ学生3人と、同校フロンティア科の2年生3人。平兵衛酢の消費拡大を目的に、協力してお菓子作りに取り組むことになった。

 宮崎市大淀4丁目の「お菓子司 上野」の店主・上野正貴さん(40)を交え6月から会合を重ね、クッキーであんを挟んだお菓子を完成させた。平兵衛酢の果汁と皮をふんだんに使い、幅広い年代に受け入れられることを意識した。

 3個入り200円で、8月に同市であった「街市」などで販売すると、計450袋を完売。同校の猪原如帥(じょすい)さん(16)は「爽やかな香りとすっきりした後味のおいしい品ができた」、同大学法学部2年の斉藤伶奈さん(20)は「菓子を食べてもらうことで認知度を上げ、観光資源に押し上げたい」と話している。

 「お菓子司 上野」では予約販売も受け付けている。同店(電話)0985(51)2838。

【写真】平兵衛酢の菓子「ヘベサンド」を開発した宮崎産業経営大学生と宮崎南高生徒ら(同大学提供)

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