性的少数者(LGBTなど)や支援者らによる「宮崎レインボーパレード2023」は3日、宮崎市内であった。性別に関わりなく誰もが安心して暮らせる社会に向けて約100人が連帯を強め、宮崎市役所―県庁間を練り歩いた。
同市のLGBT交流団体「レインボービュー宮崎」が開き、今年で5回目。初めに当事者やその家族、支援者などのリレートークもあり、「早く同性婚を認めて」「人の心や体の有り様は百人百様」などと思いを力強く訴えた。
参加者はLGBTなどの尊厳を象徴する6色レインボーの旗などを手に、「宮崎プライド!」と声を上げながらパレード。県の人権啓発強調月間の取り組みとして、11日まで6色レインボーでライトアップされている県庁本館を目指した。
レインボービュー宮崎の山田健二代表は「誇りや尊厳を持ち続けるために、これからも宮崎でパレードを続けたい」と話していた。パレードは11日も行う。事前申し込みが必要。レインボービュー宮崎(電話)090(6650)9490。
【写真】性の多様性尊重を呼びかけながら宮崎市内でパレードする市民ら