宮崎県日南市の坂元棚田で、住民らでつくる棚田保存会が育てたヒマワリ約5万本が見頃を迎えている。ヒマワリを自由に刈り取って持ち帰るイベントが30日まで開かれており、多くの人の来場を呼びかけている。
同会は地域活性化などを目的に5年ほど前からヒマワリを栽培しており、持ち帰りイベントは2020年から実施。今年は約35アールの休耕地で5月29日に種をまいた。現在は高さ1~1・5メートルほどに成長し、開花状況は5分咲き程度。初日の28日には家族連れらが訪れ、黄色い大輪の花を楽しそうに刈り取っていた。
期間中の午前9時~午後2時ごろは会員らが棚田で来場者に対応する。はさみは会場にあるが、軍手などは持参する。同会の古澤家光会長(電話)080(1723)2637。
【写真】日南市の坂元棚田で見頃を迎えているヒマワリ