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【東奔西走】 延岡市出身・「ウェアーズ」社長 上杉 典正さん

2017年9月25日

手頃で上質 国内40店舗


延岡市出身・アパレルメーカー「ウェアーズ」社長 上杉 典正さん
 ファッションショップが競うように並ぶ東京都渋谷区。延岡市出身の上杉典正さん(49)=東京都渋谷区=が社長を務めるアパレルメーカー「ウェアーズ」もここに本社を構える。自社ブランド「w closet(ダブル クローゼット)」の服は20〜30代前半の女性に根強い人気があり、国内に40店舗を持つ。

 小さいころからファッションに夢中だった上杉さん。地元・延岡高を卒業後、都内の専門学校などを経てアパレルメーカーに就職した。社長と自身の2人だけの小さな会社。企画・製造、販売、出荷と全工程を一人で任されて苦労したが、「おかげでいろんなことを学べた」。その経験を生かして今の会社を立ち上げたのは1999年、30歳のころだった。

 会社を始めたころは資金繰りに苦しんだ。オフィスは10畳ほどのワンルームで、デスクはちゃぶ台。たった一人で休む間もなく働いたが、「3カ月ほどたって通帳を見たら、残高は5万円だった」。それでも、他社から注文を受けたり、自社ブランドを地道に育てたりしながら、徐々に軌道に乗せていった。

 若い女性向けのファッションは流行のサイクルが短いといわれる。それでも、その変化を敏感に感じ取って服や帽子、靴などを作っていくうちに「トレンド商品なのに手頃な値段で品質もいい」などと評判になり、売れ行きを伸ばしていった。今はネット販売も手掛け、年間の売上高は50億円に上る。

 社内でスタッフと打ち合わせをする時間よりも街に出掛け、若者のファッションを見て回る時間を大事にしているという上杉さん。でも、「おじさんになって、若い人の感覚が分からなくなり始めた」と冗談めかして笑う。18歳で離れた故郷とのつながりは今も大切にしており、「近いうちに地元で同窓会が開かれると聞いた。出席したい」と楽しみにしている。

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