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宮崎2015 統一地方選

視点・県議選 20問アンケートから(1)議会活性化

2015年4月13日
広報や公聴 充実狙う

 リアルタイムに情報発信しようと県議会は2013年5月、全国の都道府県議会で初めて交流サイト「フェイスブック(FB)」の公式ページを開いた。議長や副議長の出席行事などを投稿している。

 こうした新しい取り組みをしているが、宮崎日日新聞社が県議選立候補者47人に行った20問アンケートで「県議会に対する県民の関心は高いか」と聞いたところ、現職を含めた4割近い17人が「低い」と答えた。「高い」は7人にとどまる。

 県議会は年6回広報紙を発行し、ホームページでは本会議の中継や録画を見ることができる。14年11月からは県庁本館の電子掲示板に一般質問の登壇者や質問を掲示。あの手この手で存在感を示そうとしている。それでも近年、傍聴者やアクセスは伸び悩む。

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 一方、「4年間の県議会活動の採点」の質問で現職は平均76・6点を付けた。仕事ぶりは及第点との自負がにじむ。

 100点満点の現職もおり、11年の前回選挙から定数が6削減される中、「全議員が全力で活動した」と強調する。別の現職は議会基本条例など4件の議員発議条例を制定したことなどをアピールして80点とした。

 ただ、新人の平均は66・1点と厳しめ。30点と最低点を記した新人は「県議会の活動がほとんど見えていないと感じる」と指摘した。「本会議以外の活動は理解されていない」との声もあった。

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 これらの温度差を埋める鍵が「活性化のために必要な取り組みは何か」の質問で浮かび上がった。「選挙区単位で県政報告会を行い、県民と意見交換する」など、広報や公聴の充実を強化させたいとの意見が目立った。

 同時に議員の資質をさらに向上させる必要性も訴えた。ある現職は「全県的な視点から質の高い問題提起と政策提言を評価するシステムを構築するべきだ」と記した。

 県議会事務局によると、前回県議選後の11年6月から今年2月までの定例会で、知事提案議案を修正したのは1件のみ。「監視機能は十分か」との問いに過半数の26人が「はい」と答えたものの、「いいえ」も10人いた。

 質の高さと発信力、民意をくみ取る力を兼ね備えることが必要と認識していると読み取れる。

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 12日投開票の県議選に立候補した47人は県議会の在り方や県政の課題をどう捉えているのか。20問アンケートで示した視点を5回にわたり伝える。

【視点 県議選】(1)議会活性化2015年4月6日付
【視点 県議選】(2)待遇2015年4月7日付
【視点 県議選】(3)定数、選挙区2015年4月8日付
【視点 県議選】(4)活性化策2015年4月9日付
【視点 県議選】(5)産業振興2015年4月10日付

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