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古事記編さん1300年 みやざき

【第5部】神武さま東征同行記(1日目)お船出

2012年9月11日
■新たな観光ルート模索
 古事記編さん1300年を記念し、宮崎市観光協会(黒木政典会長)が神武天皇の東征にゆかりのある地を巡る「神武天皇ご東遷キャンペーン」が10日、始まった。同協会職員や観光業関係者ら18人が7日間かけて、国を統一して天皇として即位した地・奈良県橿原市の橿原神宮を目指しながら、神話がテーマの観光ルートを描いていく。同行し、神武さまが国づくりにかけた意気込みを感じてみる。(報道部・西村公美)

 キャンペーンは、記者が参加する地域連携を進める班と、PR活動を行う班に分かれて活動。お船出して初めてたどり着いた宇佐(大分県宇佐市)、大和への行く手を阻むナガスネヒコと戦を交えた地の大阪府東大阪市日下などを経由する。

 宮崎市の宮崎神宮で出発式。古代衣装に身を包んだ参加者らがおはらいを受けて旅の安全を祈願した後、戸敷正市長から「宮崎が日本のルーツであることを各地でしっかりPRしてきて」と託されてバスに乗った。

 青島神社、新富町の湯之宮座論梅を経て、神武天皇がお船出した東征出発の地である日向市美々津に到着した。ここには1940(昭和15)年、皇紀2600年を記念して木造船「おきよ丸」が進水した歴史もある。その時は男性約120人が神武東征の航跡をたどり、約2週間かけて大阪に向かったと聞いた。

 衣のほころびも立ったまま繕うほど船の建造の指示に忙しかったことから付いた「立縫」の地名、天候が良くなり急きょお船出が決まったため、寝静まった人々を起こす呼び声「起きよ起きよ」が由来という旧暦8月1日の「おきよ祭り」…。立磐神社を参拝し、日向灘を望みながら多くのゆかりの名を残すこの地では、東征が住民の誇りになっていると思った。

 キャンペーンでは各地で神社を詣でるため、焼酎、菓子や伊勢エビなどさまざまな奉納品を携えている。湯之宮座論梅に実った梅で作る梅干しもその一つ。神武天皇が梅の枝でできたつえを突き立てた場所から枝が広がったという言い伝えがある座論梅。新富町・上新田小の子どもたちがふるさとの自然を大切にする心を育てるため1995年から漬けている。「大事に漬けた梅と僕たちの気持ちを無事に届けて」と同小4年の平野鉄雄君(9)から手渡された梅は、橿原神宮に献上されるまで大事に取っておく。

 この日は大分県中津市に宿泊。11日は宇佐市と、1年間滞在したとされる北九州市の岡田宮を訪ねる。

【写真】旅の安全を祈り参加者にまが玉の首飾りを授ける黒木会長(右)。“東征”は神聖な雰囲気で始まった=10日午前、宮崎神宮

【第5部】神武さま東征同行記(1日目)お船出2012年9月11日付
【第5部】神武さま東征同行記(2日目)宇佐に滞在2012年9月12日付
【第5部】神武さま東征同行記(3日目)瀬戸内入り2012年9月13日付
【第5部】神武さま東征同行記(4日目)激戦の地・大阪2012年9月14日付
【第5部】神武さま東征同行記(5日目)復活の地・熊野2012年9月15日付
【第5部】神武さま東征同行記(6日目)橿原で即位2012年9月16日付

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