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第99回全国高校野球選手権宮崎大会 総評

2017年7月25日
 第99回全国高校野球選手権宮崎大会は23日、ノーシードの聖心ウルスラの12年ぶり2度目の優勝で幕を閉じた。49校が熱い戦いを繰り広げた14日間を振り返る。

 聖心ウルスラは投打がかみ合った。2年生エース戸郷翔征は準決勝、決勝を含む3試合で完投し、防御率2・18と安定。184センチの長身から伸びのある直球、切れのある変化球で投球回数を上回る計45個の三振を奪った。打線は6試合で計73安打を放ち、1試合平均7・83点と強打を印象付けた。特に4番矢野偉吹は12打点を挙げる勝負強さを発揮した。

 37年ぶりの甲子園出場を狙ったノーシードの日向学院は、日南学園、都城商のシード校を撃破する快進撃を見せた。エース小倉龍成は5試合に先発し、走者を出しても得点を許さない粘り強い投球。主砲松元秀平は4割6分7厘、10打点と投打の柱が存在感を示した。

 シード勢が精彩を欠いた大会でもあった。第1、2、4の上位シードが3回戦までで姿を消し、第3シードでプロ注目右腕森遼大朗を擁する都城商も決勝進出を逃した。ただ、43年ぶりに8強に進んだ高千穂の最後まで諦めない姿勢は大きな感動を与えた。

 一時は部員1人の時期もあった都農の堅い守り、少ない3年生がチームを引っ張った西都商、高城の戦いも印象的だった。2年生投手の活躍もあった。戸郷に加え、第1シード延岡学園を完封した宮崎学園の源隆馬、宮崎日大の伊藤光眸らの飛躍にも期待が高まる。

 1点差のゲームは8試合(昨年は9試合)と少なく、コールドゲームは昨年より三つ増え16試合。逆転勝ちは14試合(同17試合)あり、延長戦は4試合だった。本塁打は昨年より2本多い10本。内外野の好守備も多かったが、外野フライで捕球体勢に入った後の落球も目立った。

 全国大会は8月7日に開幕する。聖心ウルスラは敗れたチームの分まで、甲子園で全力を出し切ってもらいたい。

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