目指せ!健康長寿 日本一

宮崎日日新聞

知ろう!実践しよう!
「健康経営」推進プロジェクト2019

企業向け

健康経営セミナー開催!

 企業経営者の皆さまを対象とした健康経営セミナーを11月20日(水)に開催予定!
 健康経営実践のための手法や課題について詳しく解説していきます。詳しくはこちらから。

 「目指せ! 健康長寿日本一」をテーマに宮崎日日新聞社が、県や全国健康保険協会(協会けんぽ)宮崎支部などと協力して2年前からスタートさせた「知ろう!実践しよう!『健康経営』推進プロジェクト」。働き方改革が進む中、県内でも健康経営への関心、注目が高まっています。初回は県民の健康状況や健康経営について県の取り組みを紹介するとともに、3年前から健康宣言優良事業所認定制度を進める同支部の矢野憲男支部長に企業の取り組みなどについて聞きました。

県の取り組みについて-河野俊嗣知事

できることからチャレンジして

河野俊嗣知事

 県では、「健康寿命 男女とも日本一」の実現を目指し、県民の健康づくりの指針である「健康みやざき行動計画21」(計画期間・2013年度から23年度までの11年間)において、食生活や運動などの分野ごとに目標を設定し、各種施策に取り組んでいます。

 17年度には、計画の中間評価を行いましたが、145の全目標項目のうち、「目標に達成した」、「改善傾向にある」ものは約3割でした。このうち食生活については、野菜摂取量は増加しているものの、1日に必要な摂取量の350㌘に達していないことや、食塩摂取量の増加などの課題があります。

 このため、野菜(ベジタブル)を積極的に食べる活動「ベジ活」や減塩に関する情報を分かりやすく提供するなどの活動「へらしお」に取り組んでいます。

 食事の簡略化や食生活の乱れが見られる現代において、生涯にわたって健康を維持するために、子どもの頃から食に関する教育を行い、望ましい食生活の定着を図っていく必要があります。

 このほか、20歳から60歳代の男性において肥満者の割合が増加していることや、20歳から64歳までの男女ともに、1日平均歩数が5年前と比べ約1000歩も減少しているという課題もあります。

 これらの年齢層は、いわゆる「働く世代」に当たります。本格的な少子高齢・人口減少時代を迎え、働く世代も減少していくことから、労働力の確保は大きな課題ですが、このような中で、一人一人の労働生産性を向上させるためには、働き方改革に加え、従業員が心身ともに健康な状態でいきいきと働くことのできる環境づくり、いわゆる「健康経営」の推進に力を入れることが大変重要です。

表彰写真

 このため、県では、健康経営の啓発に積極的に取り組む企業や団体を「健康経営サポート企業」に認定し、企業訪問による健康関連情報の提供や、健康経営に関するイベントやセミナーの開催などを行っていただいております。

 「健康経営」は、従業員の健康づくりに企業全体で取り組むことにより企業の生産性や収益性向上を目指す「前向きな投資」です。

 経営者の皆様には、まずは「できることからはじめよう」と考えて、「健康経営」にチャレンジしていただきたいと思います。

矢野憲男 全国健康保険協会宮崎支部長に聞く

経営者の理解進む

矢野憲男
―全国健康保険協会(協会けんぽ)宮崎支部では2016年から健康宣言優良事業所の認定制度を始め、当初の15社から今年6月で151社に増えました。
矢野 働き方改革も相まって健康経営を商工会議所など経済団体や県などの自治体がPRしているのが大きいと思います。宮崎支部でもすそ野を広げようと啓発に力を入れてきました。経営者が従業員の健康管理を経営課題と捉え、理解も進んできました。
―取り組み内容は。
矢野 取り組む項目には「食」と「運動」「禁煙」「心の健康」があり、建設やサービス、運輸などさまざまな業種の企業が職場内禁煙や運動の推奨、パワハラやセクハラの防止などを進めています。
―認定までの流れは。
矢野 ①協会けんぽの「健康宣言チェックシート」で自社の健康度を確認②優先して取り組む内容を決定。「健康宣言書」を協会けんぽに送ると「健康宣言の証」が届く③健康宣言に従い、3カ月以上取り組み、結果を採点。80点以上なら「健康宣言優良事業所 銀賞」に認定④新たな取り組みに挑戦して「金賞」を目指します。現在、金賞15社、銀賞88社が認定されています。
―支部ではどんな活動をしていますか。
矢野 2014年度から「健康づくりに関する協定」を県や県医師会、県商工会議所連合会など10の自治体や経済団体、医療関係団体と締結。独自に健康経営セミナーを開くなどしています。今後は生命保険会社とも協定を結び、健康経営に取り組む会社を増やし、内容も充実させたいですね。
―健康経営を考える経営者にメッセージを。
矢野 従業員が健康で働きやすい職場づくりに努めることが生産性を高め、職場を活性化し、会社の発展につながります。支部も全力でサポートし、多くの経営者に健康宣言をしてもらい、健康経営に取り組んでもらいたいと思います。