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宮崎県出身プロ棋士誕生 05年以来県内2人目

2016年2月22日掲載
 将棋の第58回奨励会三段リーグ戦が21日、大阪市の関西将棋会館などで行われ、宮崎市出身で関西奨励会の都成竜馬(となりりゅうま)三段(26)がプロとなる四段への昇段を決めた。県出身のプロ棋士誕生は、2005年の高﨑一生六段(29)=日南市出身=に続き2人目。正式な昇段は4月1日付。

 同リーグ戦は年2回あり、半年間に18戦して上位2人が昇段。第58回は昨年10月に始まり、奨励会員の三段30人が参加している。都成三段は12勝2敗で迎えた21日、2戦全勝。通算成績を14勝2敗とし、最終日の3月5日を待たずにプロの座をつかんだ。

 都成三段は3歳で将棋を始め、同市・江平小5年だった00年に日本将棋連盟のプロ棋士養成機関である関西奨励会に入会。現在同連盟会長の谷川浩司九段の門下生となり、昇級、昇段を重ねた。トップ棋士への登竜門とされる第44期新人王戦(13年)では、奨励会員として史上初優勝を果たしている。

 しかし四段の壁は厚く、同リーグ戦には07年から出場。奨励会は原則として、満26歳の誕生日を含むリーグ終了までに四段になれなかった場合、退会となる。父親の謙三さん(61)は「年齢制限ギリギリだったが、プロになる夢を持ち続け、やり遂げた。息子として誇りに思う」と喜ぶ。

 小学生時代に指導した同連盟宮崎子ども支部の星子壽三郎支部長(52)は「ここが新たなスタートだが、新人王を取った都成君の実力は十分。ぜひ活躍を」。同支部に通っている同校6年、木村慎之助君(11)は「同じ学校、教室の先輩がプロ棋士になるなんてすごい。もっと勉強していつか対局したい」と話す。

 県将棋支部連合会の阪本成美会長(68)は「県内将棋界が活性化する機会にもなる。研さんを積み、ぜひ高﨑六段とのタイトル戦を宮崎で開いてほしい」とエール。都成三段は「今はとにかくほっとしている。今後はプロとして自分らしい将棋を指していくと同時に、地元・宮崎での普及にも力を入れたい」と話していた。