「1日1回は笑って」/夏木マリさん  (2012年6月25日)
夏木マリさん

 「みやざきレディース倶楽部グレイス」(宮崎日日新聞社主催)の本年度第1回定期講座は24日、宮崎市民文化ホールであった。俳優、ミュージシャン、演出家などとして多彩な才能を発揮する夏木マリさんがトークショー。女性会員約950人を前に「やりたいことがあっても急には実現できない。諦めずに続けることが大事」と語った。

 今年60歳を迎えた夏木さん。童話などを独自の世界観で再構築する演劇や、エチオピアなどの発展途上国支援にエネルギッシュに取り組んできたこれまでを振り返った。司会者から「どうすればそんなにすてきでいられるのか」と聞かれると「自分をいたわり、『きれいよ』と励ますことが大切」と答えた。締めくくりに「女はわがままでいた方がきれいになれる。自分らしく、楽しく1日1回は笑うことを心掛けてほしい」と呼び掛けた。

 三股町樺山の会社員久保恵さん(31)は「元気のある人で生き方もかっこいい。刺激を受けた」と話していた。

 同講座は全4回。第2回は7月21日にバイオリニスト・川井郁子さんが講演する。

【写真】「今を大切に生きていくことがすてきに年齢を重ねる秘訣(ひけつ)」などと話した夏木マリさん=24日午後、宮崎市民文化ホール

演奏交え転機紹介/川井郁子さん  (2012年7月21日)
川井郁子さん

 みやざきレディース倶楽部グレイス(宮崎日日新聞社主催)の定期講座は21日、宮崎市のメディキット県民文化センターであった。バイオリニストで作曲家の川井郁子さんが講演。参加者約700人を前に、バイオリン演奏を交えながら自らが体験してきた転機について語った。

 川井さんは「おとなしいが、時に激しい感情がほとばしる子だった」と回顧。6歳でバイオリンを始めたが舞台が怖く、東京芸術大に入学後もバイオリニストになるつもりもなかった。「ある種音楽に無気力だった」という。

 最初の転機はCDアルバムでデビューした30歳。「ほかの人と同じは嫌だと初めて強く主張し、自分の曲とラテンのリズムで激しさを表現した」。記念コンサートは派手なドレスで臨み「鏡を見たら見たことのない自分がいた。自信が湧き、舞台に立つ気持ちが攻めに転じた。眠っていたものが呼び起こされ開放感を覚えた」と振り返った。

 次の転機は出産で「どんな子もいとおしく感じるようになり、難民キャンプ訪問などの活動を始めた。娘がエネルギーをくれて、新しいひらめきも。子を持つ女性がもっと働ける環境をつくれば、社会のためにもなる」と語った。

 最後に「女性は貪欲にやりたいことをやれば、何度でも新しく生まれ変われる。そうしてすてきな女性が増えるといい」と締めくくった。

【写真】自らの転機などについて話す川井さん

「死後画像診断は必要」/海堂尊さん (2012年9月29日)
海堂尊さん

 みやざきレディース倶楽部グレイス(宮崎日日新聞社主催)の定期講座は29日、宮崎市のメディキット県民文化センターであった。医師で作家の海堂尊(かいどうたける)さんが約700人を前に「日本の医療の未来を考える」と題して講演した。

 海堂さんは「日本の医療の95%はきわめて良質。とんでもない医師はごくわずか」と強調。自身が医師になった24年前と比較し「私は未熟な外科医だったが、市民は尊敬の目を向け、温かかった。今の人たちはまじめで一生懸命だが、評価や感謝が比べものにならないくらい低い」と、正当な評価を呼びかけた。

 また、本県で4月に運航が始まったドクターヘリについても触れ、「導入した宮崎大や県に感謝すれば、現場は空気が変わったことが分かる。さらに良い医療をやろうと頑張る」と訴えた。

 コンピューター断層撮影(CT)や磁気共鳴画像装置(MRI)を利用し、遺体を傷つけずに死因を究明するAi(死後画像診断)も紹介。海堂さんは自著でたびたび必要性を訴えており、「日本の解剖率はたった2%。自分の大事な人が死んでいたら死因を調べてほしいと思う。ドクヘリを導入できた宮崎大ならAiセンターも1カ月でできる」と、普及へ期待を寄せた。

【写真】医療の正当な評価を呼び掛ける海堂尊さん

「教養身に付けて」 歌手の美輪さん講演 (2012年11月18日)
美輪さん

 みやざきレディース倶楽部グレイス(宮崎日日新聞社主催)の第4回定期講座は18日、宮崎市のメディキット県民文化センターであった。約千人が参加。歌手や俳優、演出家として活躍する美輪明宏さんが「生きやすい生き方」と題して講演した。

 美輪さんは、幼いころから読書や日本画などに親しんできたことに触れ「成人してから読書の話題を通して知人が増え、学生時代に学んだフランス語を使ってシャンソンも始めることができた。生きていくために、人間は何が役に立つか分からない。普段から知識や教養を身に付けてほしい」と強調した。

 また「裕福に暮らしているように見えても、人は必ず内側に悩みや苦しみを抱えている」と指摘。生きていく中で直面するさまざまな課題を解決するために「感情的になるのはエネルギーの無駄遣い。頭の冷静さと心の温かさのバランスを保って、突破口を探してほしい」と呼び掛けた。

【写真】「生きやすい生き方」をテーマに講演した美輪さん=18日午後、宮崎市のメディキット県民文化センター

グレイスは宮崎に暮らす女性を応援します みやざきレディース倶楽部 グレイス

 

 

窓口へ
会費5,000円と入会申込書を事務局までお持ちください。
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いつまでも好奇心旺盛で若々しくあり続けるために、お友達、ご家族と一緒に、自分磨き・・・はじめませんか。
みやざきレディース倶楽部グレイスは、宮崎に暮らす女性を応援する企画として1999年にスタートした女性限定の会員制講座です。会員の皆さまには、宮崎ではなかなか目にすることができない各界で活躍中の著名人による年4回の講演会(トークショーやコンサートも含む)を提供させていただいています。
年会費5000円で年間4回の講座(ミニコンサート・講演・お楽しみ抽選会)に参加できます。18歳以上の女性であれば、どなたでもご入会いただけますので、母娘で家族でお友達と一緒にちょっぴり優雅な時間を過ごしていただけると幸いです。

 
  1. 2012年度の4回の講座(ミニコンサート・講演・お楽しみ抽選会)が受講できます
  2. 宮崎日日新聞社主催事業(一部除外あり)の案内と優待が受けられます
  3. 協賛社や飲食店などから、さまざまな優待が受けられます
期間
2012年4月から2013年3月までの1年間
対象
県内に在住、または勤務の女性
会費
5000円(年度内の定期講座受講料)
* 一旦入金された年会費は返金いたしかねます。

第1回講座 2012年6月24日(日) 13:00~  ※トークショー

夏木マリさん 
「年齢は記号だ」
【会場】宮崎市民文化ホール 大ホール(宮崎市花山手東3丁目)
1973年「絹の靴下」でデビュー。歌手、俳優として活躍。声優では「千と千尋の神隠し」での演技が好評。NHK連続テレビ小説「カーネーション」ではヒロイン・糸子の晩年を演じている。
 

第2回講座 2012年7月21日(土) 13:00~

川井郁子さん (ヴァイオリニスト・作曲家)
「未知の自分に出会う喜び」
【会場】メディキット県民文化センター演劇ホール(宮崎市船塚3丁目)
香川県出身。東京芸術大学 大学院修了。国内外の主要オーケストラ、音楽家らと共演している。2008年にはニューヨーク カーネギーホール公演でアメリカデビュー。現在大阪芸術大学教授。
 

第3回講座 2012年9月29日(土) 13:00~

海堂 尊さん(作家・医師・医学博士)
「日本の医療の未来を考える」
【会場】メディキット県民文化センター演劇ホール(宮崎市船塚3丁目)
外科医、病理専門医を経て作家デビュー。著書に「チーム・バチスタの栄光」、「ジーン・ワルツ」など。多くの作品が映画・ドラマ化されるなど、人気を博している
 

第4回講座 2012年11月18日(日) 16:00~

美輪明宏さん (歌手)
「生きやすい生き方」
【会場】メディキット県民文化センター演劇ホール(宮崎市船塚3丁目)
17歳の時からプロの歌手として活動。以降、音楽活動のみならず俳優・舞台演出・作家・声優として活躍。「人間の生き方」をテーマにした語りが幅広い世代に支持を得ている。