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投開票を終えて/識者に聞く 宮崎公立大・有馬 晋作学長

2018年12月24日

消極的支持で棄権か

【宮崎公立大・有馬 晋作学長(地方自治論)】

 投票率が著しく低下し過去最低となったが、棄権した人には「二択なら現職だが結果が見えている」という消極的支持が多かったのではないか。県民全体としては知事を信任したといえるだろう。ただ、相手候補が一定の票を集めており、知事はこの批判票を念頭に、丁寧な県政運営も求められる。

 県の政策を大きく二つに分けると、暮らし面と産業面があり、前者には少子高齢化、後者にはグローバル化と地域間競争などが待ち受ける。雇用や教育、子育てなど幅広い分野で、県民の声をいかに政策に結び付けるかが課題となる。一方で財源を考えると、老朽施設の改修や2026年の2巡目国体に向けた施設整備などを視野に入れた、慎重さが求められる難しいかじ取りとなるだろう。

 このような中、知事は本県のさらなる発展を目指し、3期目は人口減少対策を前面に打ち出している。出生率を回復し若者の県外流出を抑えるために、暮らし、産業の両方をにらんだ総花的な政策に陥る可能性もある。本県の強みを生かし、戦略的でより効果のある県独自の政策展開に期待したい。

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