
定数2増の12議席をめぐり現職9人、元職3人、新人8人が乱立し、県都決戦は混戦模様だ。当選ラインとみられるのは1万票前後。知事選から続く改革の流れが、候補者選択の基準や投票率アップに影響を及ぼすかも注目される。
自民現職組では、外山が長年の実績を後ろ盾に住吉地区などで票固めに懸命。由利は大宮、檍地区など地域票の囲い込みに腐心しながら旧田野町でも開拓を図る。西部地区が地盤の前本は大塚や生目、大淀地区などで票を掘り起こす。自民新人の川添は党県連代表で現職の父睦身から引き継いだ地盤固めに力を注ぐ。
旧佐土原町では自民現職横田、無所属で出た元職福田の保守系2人が激しく票を奪い合う。両陣営とも現職が引退して草刈り場となる旧田野町や同市での上積みに力を入れる。旧高岡町からは同市議を務めた保守系新人2人が出馬。自民の有岡と無所属の外山が地元票確保にしのぎを削りながら旧宮崎市にも攻め込み票の上積みを狙う。
民主現職の井上、権藤は議席維持へ危機感を持った選挙戦。支持労組票に浮動票取り込みを狙う。民主推薦の新人右松は高校の同級生らを中心に支持の拡大を図る。
社民現職の外山と元職の鳥飼は労組票に地元票を取り込みながら勢力を広げる。前回いずれも上位当選の公明の長友、新見は安定した体制を整えている。共産の元職前屋敷は教育や福祉の充実を訴え議席奪還を目指す。
ほかの無所属新人では武井がマニフェストを掲げて市民団体を中心に支持を広げる。上杉は末広や小戸地区のほか同級生らを中心に支援の輪を拡大。旧宮崎市議の湯地、3度目の県議選挑戦の日高も初当選を目指す。
>> ページトップへ戻る6議席をめぐって現職6人と新人3人が立候補する激戦。いずれの候補も当選圏内とされる1万票以上の得票を目指す。合併に伴い三股町を除く旧北諸県郡4町が選挙区に加わり混戦模様。当選ライン上に立候補者7人のうち4人がひしめいた前回のような結果も予想され、各陣営は必死に追い上げを図っている。
自民現職5人のうち、同市区最多となる当選4回の中村は議員マニフェストを前面に打ち出し、個人演説会を精力的に開いて着実な浸透を狙う。4期目を目指す徳重は、高崎町を中心に旧4町で攻勢を展開。知名度を武器に旧4町で支持を広げてきた萩原は、市内中心部をてこ入れし地元票のつなぎ留めを図る。
保守系初の女性現職をアピールする内村は、児童福祉の振興などを訴えて広く女性票の取り込みを狙う。前回は旧北諸県郡区で無投票当選だった星原は、旧市出身勢の侵攻に危機感を強めながら旧4町票の掘り起こしに力を注ぐ。非自民では社民現職の満行が上滑りを警戒しつつ、組織票の引き締めに腐心している。
新人勢は、自民公認の山下が地元の同市中郷地区を固めながら、得意分野の農業を通じて旧4町で支持拡大を模索。
無所属で立候補した元市議の杉村は、市議選のころ以上に地元重視で動いている。共産の畑中は党の主張を訴え続け、保守批判票の取り込みを狙う。
>> ページトップへ戻る3月末に北川町と合併して九州2番目の広さの市となった延岡市区では、各候補者とも効率的な集票に苦心している。各陣営は当落ラインを9千票前後と見るが、票の読めない無所属新人候補の浸透具合によっては下がる可能性もある。
自民現職は2人。井本は旧東臼杵郡区選出の松井繁夫県議の後援会組織から支援を受け三北で浸透を図り、女性票の獲得にも力を入れる。元JA延岡組合長の湯浅は、県農民連盟の盟友票を固めながら、三北を中心に遊説を展開する。
前回トップ当選の公明現職の河野は旧北浦、北川の同党町議を通じ三北でも票を獲得しそう。社民現職の太田は自治労を中心とした組織票を手堅くまとめる。体調不良で出馬を断念した山口哲雄県議の後継で、表明が出遅れた民主新人の田口は、旧延岡市内を積極的に回り、県北同盟など労組系を固める。
無所属新人は4人。唯一の三北出身候補の盛武は、精力的に三北へ足を運びながら、同市在住の三北出身者へも支持を訴える。大西は自転車やミニバイクを使った選挙戦を展開。無党派層の取り込みを図る。新井は地盤である川中や岡富、古川地区などを重視。各地で街頭演説を行い、マニフェスト選挙に持ち込みたい考え。松田は一貫して同市南部を中心にした選挙戦を展開。女性票の獲得も目指している。
>> ページトップへ戻る三つどもえの接戦だった前回は投票率80%を超えた。今回は盛り上がりを欠いており、陣営は投票率の低下を懸念。前回敗れた橋田和実・現市長が獲得した約7500票の行方に関心が集まるが、票読みが難しくなっている。
自民現職の押川と浜砂は堅調な戦いぶり。押川はライバルの浜砂が強い西米良村で後援会を立ち上げるなど全域で票を掘り起こし、2期連続のトップ当選を目指す。浜砂は2期8年の実績をアピール。草の根活動にも力を注ぎ、票を伸ばして確実な信任を得たい。
無所属新人の橋口は介護や福祉の問題を取り上げ、保守への批判票と合わせ、票の積み上げを狙っている。
>> ページトップへ戻る4年前と同水準の投票率と仮定すれば、今選挙の票は約3万8千票の計算。各陣営とも当選には1万票近くが必要とみている。大票田の日南市吾田地区のほか、立候補者のいない南郷町の票も当落の鍵を握りそうだ。
地区労などの推薦を受ける高橋は、革新系に強みがある吾田など都市部の組織票固めに懸命。組織票だけでなく、保守系に不満を持つ浮動票の獲得も視野に入れる。
現議長の坂元は、東国原知事就任の際のイメージダウン報道を逆手に危機感をあおり、支持者の結束を呼び掛ける。北郷町など農村部や建設業者の支持を武器に、手堅く票をまとめる構えだ。
前回無所属で戦った外山は、今回は坂元と同じ自民公認候補として選挙戦に臨む。地元油津など沿岸部の票に、前回支持を得た無党派層の票を上乗せしたい考え。
無所属の沢山は、浮動票の掘り起こしに躍起。現職への批判票のほか、最年少である強みを生かし、若年層や女性の票も狙う。辻は、選挙カーを使わず徒歩で支持を訴える独自の活動を続けている。
>> ページトップへ戻る自民現職中野と無所属新人松坂の一騎打ち。派閥選挙の様相も呈すが特に争点もなく、市民の盛り上がりもいまひとつだ。両陣営ともに、1月の知事選で東国原知事が獲得した無党派層の約5千票が当落の鍵を握ると見て、大票田の飯野地区で追い込みをかける。
松坂は宮崎道公市長の後援会の支援を受け、基礎票を固めつつある。「小中高一貫教育に向け県と地元のパイプ役になる」と訴え、無党派への食い込みを狙う。
一方の中野は、農民連盟や後援会組織を活用、周辺農村部での支持が浸透しつつある。終盤は、住宅街を中心に7年間の実績をアピールし、浮動票の獲得に挑む。
>> ページトップへ戻る自民現職の水間と宮原が従来の支持組織を生かして票を固め、保守系の無所属新人の下津佐が追う展開。小林市の旧来派閥を越えて票を奪い合う激戦となっている。
水間は支持層が重なる下津佐陣営の動きを警戒。市議4期、県議2期で築いてきた後援会の組織固めに必死だ。同じ流れである現市長派の票獲得も視野に入れ、支持拡大に奔走する。
下津佐は立候補表明が1月下旬と出遅れたものの、中山成彬衆院議員の支持者を中心に徐々に組織を固めつつある。現職陣営の切り崩しを図り、派閥に属しない浮動票の取り込みも狙う。
派閥の流れが異なる宮原は安泰ムードを打ち消そうと引き締めを図る。当選ラインを前回得票より2500票多い8500票と設定。街頭演説などで「若さ」をアピールして攻勢をかける。
>> ページトップへ戻る民主新人で前門川町議会議長の浜田は、町議時代の基盤を基にさらなる支持拡大を目指す。選挙戦中盤から町内各地区で個人演説会を開催。議会改革など政策を前面に打ち出した戦いで大票田での票獲得を図る。選挙区全域で非自民の受け皿となることを狙う。
自民現職の米良は、有力新人2人に危機感を持ち、党県連幹事長など要職を務めた実績を訴えながら後援会組織を引き締める。公明との選挙協力も実現させ、地元・門川町で票固めを行う。長年培った入郷地区での個人票も死守する構え。
無所属新人で前諸塚村議会議長の黒木は、入郷地区の3議会や農林業関係者などが支援。「山間地の代表を県政へ」という合言葉を求心力に同地区の票を丹念に固め、門川町での保守系票の上積みを狙う。無所属新人の田中は独自の戦いを展開。
>> ページトップへ戻る各陣営とも当選ラインを9千―1万票と読む。引退した元県議の約1万票の行方が鍵。元県議が特に強かった新富町の新田、上新田地域と都農町が草刈り場となっている。
新人は3人。地元高鍋町での大量得票を目指す自民の松村。後援会幹部は「高鍋で7千票は集めたい」ともくろむが、現職らの攻勢に票集約が難航する。
同じく同町から出馬する無所属の中岡は周辺農村部を中心に選挙戦を展開。
無所属の図師は郡内全域で無党派層や女性、畜産関係者の人気が高いが上滑りを警戒。地元木城町やいち早く食い込んだ新富町など支持固めに奔走する。
現職は自民2人。3期連続トップ当選の坂口だが、新人乱立で票の争奪が激化。ライバルだった元県議の組織力を支えた農業団体へも出向くなど票の上積みを図る。農業団体を支持母体とする永友は、地元川南町で前回並みの6千票超を獲得しようと票固めに躍起。影響力を持つ都農町では、他候補の攻勢が激しさを増している。
>> ページトップへ戻る清武町を舞台に保守系の無所属新人の一騎打ちとなった宮崎郡区。両陣営とも多くの浮動票を抱える加納地区での得票が当落の鍵と見ている。
平原陣営は「団体の推薦は受けていない」と、草の根の選挙活動を強調する。加納周辺では議会改革や宮崎市との合併推進、農村地域や役場周辺では農業、商業振興など「地域の特性に合った政策を訴えている」(陣営幹部)。街頭演説も1日10回以上をこなす。
河野陣営は農民連盟など約40団体の推薦を受け、組織型選挙を展開。組織の引き締めを図りながら、「有権者1人1人に直接、政策を訴えている」(陣営幹部)と地道な活動も強調。農業振興や福祉の充実、合併議論の推進などを訴えながら町内をくまなく回る。
>> ページトップへ戻るいずれも国富町を地盤とする保守系候補の一騎打ちで、同町では互角の戦い。当落の鍵を握るのは綾町の票だが後半戦に町議選を控え、動きが鈍い。両陣営とも掘り起こしに懸命だ。
自民現職の中野は地盤の大票田国富町本庄で強い。農民連盟、商工政治連盟など主要な団体の推薦を受けての戦いで、豊富な行政経験と現職の強みを生かし、幅広く支持を訴えている。
無所属新人の福元は同町八代など農村部を中心に支持を獲得。出馬表明が3月に入ってからだったものの、出遅れを感じさせない勢いがあり、同町では互角の戦いを見せている。
>> ページトップへ戻る現職で4選を目指す自民現職の蓬原の無投票当選と見られていた北諸県郡区。元三股町議の桑畑が無所属で立候補したことで一騎打ちとなり、選挙戦は熱を帯びている。
ともに同町と県の橋渡し役を目指し、県央部との格差是正を訴える。蓬原は県議12年の実績をアピールして票の掘り起こしに懸命。町議6期で培った信用を武器に蓬原追う桑畑は、県議会改革も訴えて無党派層の取り込みを図る。
合併で三股町のみとなった選挙区内を両候補者はくまなく走り回っているが、両陣営とも日程をそろえて選挙カーを隔日で走らせ、住民への配慮を見せている。
>> ページトップへ戻る