Jリーグ1部(J1)で2季目を迎える甲府は16日、綾町でのキャンプを打ち上げた。6日からの11日間で9試合の練習試合を組むハードな日程をこなし、選手たちに充実感が漂った。
J1初年の昨季は15位での残留。ただ、チーム関係者が「うちは貧乏」と話す低予算でタレントのいない地方クラブながら、2位の川崎や3位のG大阪など強豪を倒す健闘ぶりは光った。
今季は昨季14得点のFWバレー(G大阪)、主将だったMF倉貫(京都)ら中心選手が抜けてのスタートで、攻撃力の低下が懸念された。だが、MF石原主将は「J1を1年戦った経験もあるし、各自レベルアップもしている」と自信を口にする。
13日のG大阪との練習試合。ベストメンバーの強豪相手に持ち味の攻撃サッカーで挑み、1―0で勝った。攻守の切り替えの速さは健在で、敵将の西野監督に「かなり仕上がっている」と言わしめた。
ただし先発と控えの実力差、シュートの正確性など課題は残っている。それでも、大木監督はリーグ制覇を目標に掲げ「不安より期待の方が大きい」と前向きに、シーズン到来を心待ちにしている。