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門灯の防犯効果

2019年12月14日
 手先の器用な自治会長さんがわが家に来て、門灯や庭のライトをLEDに交換してくれた。防犯のため夜間に住居の門灯を点灯する運動を始めていて、1個が1500円するが、自治会から千円を補助する。

 日没から夜明けまで点灯するのが条件。何個換えても1個分しか補助は出ない。1個の電気代は一晩で2円。地区約300戸の約半数が交換を申し出たという。資金を捻出するに当たって市に補助を申し出たが制度がなく、資源物回収の収益を充てることにした。

 会長は申し込まなかった家にも「月60円で安心が買えれば安いでしょ」と説得に回るが「隣が明るいと不安になって『うちも』となるはず」と予想。門灯の防犯効果は高いそうで、高齢化が進み、空き巣や住居侵入などの犯罪が起きている中で防犯の切り札にしたい考えだ。

 確かに暗がりが犯罪を誘発するという報告はよく聞く。門灯ではないが、街灯の防犯効果で有名な例は英国グラスゴー。2000年、景観改善のため街灯をオレンジから青にかえると犯罪が減少する副次的な効果があったという。日本でも宮崎市柳丸町などで導入が進んで一定の効果を上げている。

 冬至が近づき日暮れの訪れが早い。わが地区の取り組みが進んだ例になるかは分からないが、自分の家、地区の防犯だけでなく、夜道を1人で歩いて帰る中学生やOLらにも安心をお裾分けしていると思うと、会長の意気込みに「ごもっとも」とうなずいた。

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