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水没車からの脱出

2019年10月17日
 免許更新のため運転免許センターへ出掛けた。教室で講習の開始を待つ間、モニターに映し出されたビデオを見ていたが思わず引き込まれた。水没した車からいかに脱出するか、という実験を主とする内容。

 日本自動車連盟(JAF)の制作らしい。実車をプールに入れて試す実験は初めて見た。まず強調されるのが、車から外に出る難しさ。車は重い前部から沈む。バッテリーが駄目になって窓が開けられない。ドアを開けようとするが水深30センチでも重くてやっとだ。

 60センチでは水圧が強くて開けられない。浮いている後部のドアから脱出することも考えられる。車内も浸水すれば、水圧が外部と同等になって開けやすいが、そこまで悠長には待ってられない。意外なのがスライドドア。イメージに反して、開けにくさは通常のドアと同様。

 とすれば窓ガラスを割って出る必要がある。実験では、車内から傘や硬貨を入れた袋、ヘッドレストなどでたたいたが、強化ガラスはびくともしない。脱出用ハンマーなら一撃で割れた。宣伝するわけではないが、付属するシートベルト切断の機能も有効で、車への常備を考えていいかもしれない。

 ビデオを思い出したのは、直後に台風19号が及ぼした東日本での甚大な被害に衝撃を受けたからだ。車の水没による人的被害も少なくない。危険を察知したら早めに待避したいが、想定以上の自然災害が発生する昨今。外出中もまさかの事態に備えていたい。

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