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街角に給水器を

2019年8月20日
 熱中症予防に小まめの水分補給は必須。散歩の際は児童公園でよく水道水を飲む。「カルキ臭い」「かび臭い」といった不評は高度な浄水処理技術の導入で昔の話。もちろん宮崎市の水も十分安全でおいしい。

 とはいえ郊外に転居した人から「もっと水がおいしい」と聞く。県内でも水質に地域差はあるのだろう。ペットボトルや水筒しか飲まない人もいる。児童公園でも最近は子供があまり水飲み場を利用しないので、もったいないが最初のぬるい水は捨ててから飲む。

 日本の飲料用ペットボトルの出荷本数は2017年度227億本。1人当たり約180本で世界平均の約3倍。自販機やコンビニで手軽に買えるから当然かもしれない。ただ深刻化するプラスチックごみ対策として、多くの国がペットボトル消費の削減に乗り出している。

 その切り札の一つがマイボトルなどに水道水を補給できる町中の給水器だ。ロンドンやパリなど欧州の大都市では公共投資で路上の給水器が増え、パリには炭酸水が出る装置まで設置されたという。日本の対策は遅れており、屋外型給水器は昨年3月、東京都水道局が都内に設置したのが全国初だ。

 気軽に水道水を飲むことができれば、環境にも財布にも優しい。外国人観光客にも日本の水をアピールできる。宮崎市上下水道局によると、きれいな容器に密封した水道水は、涼しい所に置けば3日間は飲み水に使えるそうだ。行楽や非常時にも活用できる。

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