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フリマアプリの苦情増

2019年8月16日
 県内でも、週末などに各地で開かれるフリーマーケット。これといって買いたいものがあるわけではないが、掘り出し物を期待して割とひんぱんにのぞいている。買わなくてものんびりした雰囲気が楽しい。

 日用品や高級家具、趣味の道具など出品はさまざま。客は値段に納得すれば買う。値切ったりおまけが付いたりして駆け引きも楽しい。出品者は場所代がいるから売れないと赤字だが「家のがらくたが片付けばいい」という姿勢が大半で商売っ気は少ないようだ。

 フリマと略した方が最近は通りがいい。このフリーは「free=自由な」ではなく「flea=蚤(のみ)」のこと。日本国語大辞典にも「蚤市」で載っていて、フランスの都市周辺で開催される中古品の露天市が発祥。「服に蚤が付いているかも」という冗談半分が語源らしい。

 直接交渉なら双方が納得の売買となるが、インターネット上の売買では商品が到着しないと欠陥が分からない。今どき蚤はなさそうだが「偽ブランドだった」「金が払われない」などフリマアプリの苦情が激増している。運営会社は原則責任を負わない姿勢のため、トラブルが解消されにくいという。

 小柄な知人女性は「全国なら極小サイズの服が手に入って便利」とアプリを活用する。中古品の有効活用は環境にもいい。ただ出品者、客双方が納得できる売買システムを確立するには何らかの法的規制が必要だろう。そもそも自由放任の市場はあり得ない。

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