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笑顔の効果

2019年8月10日
 両手の人さし指を口角に当てて、すっと左右に広げるしぐさを甲子園球場からの中継で見た。残念ながら1回戦で敗れたがピンチの場面で、富島高校ベンチの選手がマウンドの黒木拓馬投手に送ったサイン。

 「笑顔を忘れるな」だろう。ゴルフの全英女子オープンで日本選手として42年ぶりメジャー制覇を果たした渋野日向子選手が、心臓が口から飛び出しそうになるほど緊迫した優勝争いの中、終始浮かべた笑みが話題となった。両親らに言われて心掛けているという。

 「世界でも笑顔は共通。笑顔でやっていたら結果に出る、と今回少し思った」とその効果を語る。ほぼ無名で迎えた今季、5月にツアー初優勝、7月に2勝目を挙げるなど急成長し、初めて出たメジャーで、いきなり頂点に立ち、”スマイリングシンデレラ”と称された。

 ずいぶん昔の話で、春だったか夏だったかも覚えていないが甲子園大会で終始笑顔のピッチャーがいた。アナウンサーが解説者に向かって「相手をなめているわけではなく自然と笑顔になるそうです」と弁護するように語っていたのが記憶に残っている。試合中に笑顔の選手はそれほど珍しかった。

 きのう職場の血圧測定で医師に、笑顔と血圧の関係の有無を尋ねたら「あるでしょう」との回答だった。試しに怒り顔と笑顔で2度測ったら、本当に笑顔の方が正常値に近かった。渋野効果で注目のスマイル。小欄でも笑顔をお届けできるように心掛けたい。

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