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光化学オキシダントに注意

2019年5月25日
 おとといの午後3時前。携帯電話に宮崎市防災メールが届いたので開けてみると、「光化学オキシダント注意報発令」とある。一体なんだ、このおどろおどろしい名称は?。

 県が1974年度に観測を始めて以来、初の注意報で耳慣れない。えたいの知れない何かのようで、怖さを覚えた人は少なくないだろう。ただ年配の人には大気汚染の一種「光化学スモッグ」ならなじみがあるはずだ。調べてみると、両者の意味合いはほぼ同じ。

 光化学オキシダントは、自動車や工場から排出された大気中の窒素酸化物、揮発性有機化合物などが日光の紫外線により化学反応を起こしてできた物質の総称。その濃度が高くなり空に「もや」がかかったような状態が光化学スモッグだ。

 てっきり、大都市や工業地帯だけの公害と思っていた。1970年代、体育の授業で運動場にいた中学生らが目やのどの痛みを訴えるなど東京や近畿で光化学スモッグの被害が相次いだが、近年は沈静化していた。ところが最近、地方でも発生するようになった。

 中国から飛んでくる汚染物質が関係しているとされ、晴れて気温が高い時に発生しやすい。梅雨入り前の晴天をありがたく眺めていたが、見えないところで危険が迫っていたということか。「雨だれは三途(さんず)の川」ということわざがある。

 軒下から一歩外に出れば危険が待ち構えているという意味だが、現代なら汚染された空気や雨にさらされていると健康に害、と解釈できるかもしれない。今日も暑い晴天が予報されている。不要不急の外出は避けるなど自衛策を講じたい。

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