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心持ちが明るい話題つくる

2019年5月23日
 昨日の県内は、晴天が心地よかった。気温は上がったが、風は涼しかった。だが何より心地よかったのは、本紙に並んだうれしいニュースがあちこちで話題になったからだ。

 まず大相撲夏場所で延岡市出身の琴恵光関が勝ち越し。本県出身の幕内勝ち越しは実に35年ぶり。昨日は3敗目を喫したが、今場所の琴恵光関は見違えるように動きがいい。どの取組でも丁寧に臨んでいるのが伝わってくる。勝っておごらず、の表情も頼もしい。

 宮崎駅西口で工事が進む「アミュプラザ宮崎」にセントラル観光(宮崎市)が複合映画館を出店するという話題も、県民に好感を持って受け止められただろう。中央の大手資本が全国展開を図る中で、地元資本の踏ん張りに期待したい。

 門川町の小枇榔(こびろう)で国の天然記念物・カンムリウミスズメの繁殖を確認、新富町に初の眼科が開院、空襲で焼けた本堂の再現を目指して都城市の攝(  しょう)護寺(ごじ)が上棟式、など地域面にも明るい話題が並んだ。地域を盛り立てようと、奉仕の精神でがんばる住民の姿がある。

 県内ではないが、格別さわやかだったのが、見知らぬ男性から飛行機代6万円を渡された那覇市の男子高校生が“恩人”に再会して返金、お礼を伝えた話題。高校生は葬儀で帰郷する際、財布を紛失して困っていたのを助けられたという。

 男性の立場だったら名乗らずにお金を渡したか、と考えてしまう。懐に余裕があるか、ないか、ではなく良心の問題だ。毎日明るい話題というわけにはいかないが、一人一人の心持ちが住みよい地域をつくることを実感した昨日の紙面だ。

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