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スーパー未勝利戦

2018年9月25日
 競馬ファン待望の季節が到来した。秋のGIシリーズ開幕戦スプリンターズステークスが次の日曜日に中山競馬場で、翌月には秋華賞、菊花賞、天皇賞(秋)が開催される。

 前人未到のJRA通算4千勝まで残り3勝の武豊騎手にも注目が集まる。だがこの時期の中山、阪神競馬場では華やかな重賞とは無縁の生き残りレースも行われている。デビュー以来、一度も勝ったことのない3歳馬による最後のチャンス「スーパー未勝利戦」。

 競馬通の知人の話によると2着以下は地方競馬場行きか、もしくは引退となるそうだ。地方での活躍次第では中央に復帰できる可能性もゼロではないがその道は厳しい。従って送り出す厩舎(きゅうしゃ)も目いっぱい仕上げ悔いのないレースにする。

 破釜沈船(はふちんせん)、背水の陣のことわざがあるように人にだって退路を断って、絶対に負けまいと必死の覚悟で戦う場合がある。目下の沖縄県知事選について22、23日共同通信社が実施した電話世論調査に取材結果を加味した情勢によると有力視される2候補はほぼ互角。

 最大の争点は、5割超が普天間飛行場の返還・移設問題と答え、その賛否を巡っては「反対」「どちらかといえば反対」が6割を超えている中での情勢である。辺野古の焦点外しをもくろむ推進派の選挙戦術がよほど効いているのだろう。

 おととい中山競馬場であったスーパー未勝利戦は出走した16頭中、何と15番人気の馬が1着に。このレースが運命を左右するなど知るよしのない馬だが鬼気迫る走りだったと聞いた。退路を断ち、より必死な方が勝つ。きっと選挙もそうだ。

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