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本気の夏で日南学園勝利

2018年8月9日
 もう残暑見舞い。時候のあいさつは「立秋とは名ばかりの猛暑が続いております」がいいか。暑い時、逆に熱い物を食べて思い切り汗をかき涼感を得る伝統的な方法がある。

 夏の甲子園(全国高校野球選手権大会)もそういう効果があろう。球児らの熱戦で手に汗をにぎるが、終了後はさわやかな風が吹いた気分だ。特に昨日は、日南学園が初戦で丸亀城西に勝利したので格別にすがすがしかった。今回は記念すべき第100回大会だ。

 キャッチフレーズは、コンクールで選ばれた宮崎第一高3年、屋谷明唯さんの「本気の夏、100回目。」だ。ちなみに阪神甲子園球場で100回とは違う。最初の9回は別の球場だ。また100周年とも違う。第1回は1915年だ。

 回数とずれたのは太平洋戦争中は休止していたためだ。やはり日南学園が本県代表で出場した2年前、終戦記念日の8月15日に2回戦を甲子園で観戦したが、正午にサイレンが球場に響いて黙とうした。平和な空の下、野球をする喜び、見る喜びが心にしみてきた。

 今回の試合後、対戦した両校監督がインタビューで、口をそろえたように日南学園のポジショニングの良さを語っていた。守備の位置が的確だった、と。相手打者の特徴を十分分析していたからできた、目に見えないファインプレーだ。

 マネジャー、ベンチ入りできなかった部員、保護者らもそれぞれの持ち場で力を尽くしたから選手らが実力を発揮できたのだろう。自らの守備範囲を自覚し「本気の夏」の覚悟を持って仕事や学業に精励すればこの残暑を乗り切れそうだ。

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