ホーム くろしお

亥年を前に

2018年2月3日
 今日は節分。立春の前日であり、文字通り季節の分かれ目。梅の花も早咲き以外はまだ見かけず、しばらくは寒い日が続くが、暦の上に春の目印があるだけでも温かくなる。

 今夜はあちこちの家庭から「鬼は外、福は内」の声が聞こえてくるだろう。豆をまく者、落花生のおまけに付く鬼の面をかぶる者など役割分担は家庭によってさまざま。それでも家から鬼=邪気を追い払いたい気持ちは変わらない。今一番の鬼はインフルエンザか。

 鬼のイメージは陰陽道で鬼門となる方角の北東(丑寅=うしとら=)から決まったという。それで牛の角がありトラ模様の腰巻きがある。だから面だけでなく、トラのパンツも必須だが、恥ずかしければヒョウ柄の衣装でも代用できるかもしれない。

 ざれ言が続いて申し訳ないが、鬼も追い払ってばかりではかわいそうなので、鬼も笑う話。来年の参議院選挙についてだ。来年は十二支では亥(い)年だが政界では格別な年。12年に1度、統一地方選と参院選が同時に行われる。前年の戌(いぬ)年は準備で大切な1年となる。

 統一地方選で集票の実動部隊となる地方議員が力を使い果たすためか亥年の参院選は投票率が下がりやすい。自民党が苦戦を強いられる傾向もあり、2007年は閣僚の不祥事も重なって惨敗し第1次安倍内閣は総辞職に追い込まれた。

 安倍首相は近年の国政選挙の勢いを来年まで持続したいところだが、今秋の総裁選で求心力を維持できるか。対抗するには共闘が不可欠の野党勢力だが足並みがそろう気配がない。改憲はどちらの鬼門となるか、年内の議論にかかっている。

このほかの記事

過去の記事(月別)