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両校快進撃の号外を

2018年1月27日
 冬を代表するスポーツの一つラグビーは先日、今シーズンの幕を閉じた。大阪勢同士の決勝となった花園の全国高校大会は東海大仰星が2大会ぶり5度目の優勝を果たした。

 高校生チームの頂点を決める試合が同じ地区同士の顔合わせになるなんて、千に一つのことと思ったが、今は少し違う。よく知った同士の2校が出場して、互いに勝ち上がるなか、先には負けられないという気持ちも増していったのではないか、そう考えている。

 うれしいことに今年はセンバツ切符が県勢球児に2枚届いた。選考委員会がきのう行われ富島初、延岡学園12年ぶり3度目の出場が決まった。県勢の2校同時出場は1966(昭和41)年の高鍋と宮崎商以来、実に52年ぶりのことである。

 富島と延岡学園は出場校選考で重要な資料となる昨秋の九州大会で準優勝とベスト4だ。どちらも試合内容が素晴らしく選考から漏れるはずはなかったが筆者自身の遠い昔の記憶が時折、頭をよぎり老婆心ながら決定のニュースを聞くまでほんの少し心配だった。

 記者生活で数度、甲子園取材したが残念なことにセンバツは1回きりだ。九州大会で県勢は4強に残れないか、残っても準決勝の試合内容が考慮され8強勢に逆転を許した。通知が届かず肩を落とす球児の姿がまぶたに焼き付いている。

 富島、延岡学園ナイン諸君には出場決定の通知が待てど暮らせど来なかった先輩のうっぷんを晴らす活躍を期待する。願うは決勝での両校対決。きのう弊紙は号外を出したが、県民を元気にしてくれるニュースなら何度でも刷って配りたい。

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