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紅白歌合戦と混合名簿

2018年1月3日
 NHK紅白歌合戦は昭和30年代に視聴率80%を記録したこともあった。往時の威光はさすがにないがいまだ国民的人気を保つ。昨年のヤマ場の平均視聴率(関東)は39・4%。

 焼酎を飲みつつ視聴した個人的感想だがその第68回放送分は若者から年配者まで楽しめ、時代の雰囲気も伝える内容だったと思う。バブル時代をほうふつさせる衣装と化粧の女子高校生たちの集団ダンスと郷ひろみさんのコラボ「2億4千万の瞳」に圧倒された。

 男女別で競う紅白だが昨年、県内ではすべての学校の出席名簿などを男女別ではなく男女混合にするように求める動きがあった。宮崎市内の保護者らでつくる団体「みんなちがってみんないい!」が署名9823人分を県教委に提出した。

 県教委も10、11月に県立学校長と各市町村の教育長に対して、男女平等や性的少数者(LGBTなど)への配慮を理由に「名簿は原則、性で分けない」とする考えを通知しており、男女別ではない生年月日順や五十音順に並べる混合名簿の導入を推奨する立場だ。

 20年以上前にも性別役割分業意識を解消する流れで混合名簿を求める動きはあった。今回は男女共同参画社会づくりとLGBTなどへの配慮が加わった。年度が替わる4月、混合名簿を採用する学校が一気に増えるだろう。そう信じる。

 元日付から「自分らしく、生きる 宮崎から考えるLGBT」が弊紙で始まった。偏見、差別を県内からなくす道を考えたい。紅白に話を戻すと形式は昔ながらのようで男女を隔てない工夫があったように感じた。時代は変わる、変えねば。

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