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野球に沸く秋

2017年11月11日
 和やかなムードの中に、ぴりっとした緊張感。これが初めて指揮を執る稲葉篤紀監督によるチームカラーなのだろう。昨日、野球日本代表「侍ジャパン」の強化合宿を見学した。

 宮崎市清武町のSOKKENスタジアム。音楽の流れるグラウンドで選手たちはリラックスした表情だ。だが「トップチームとして鑑(かがみ)でなくてはならない」と服装や態度まで厳しい監督の「勝利至上主義」は徹底していて、アジア大会へ団結した雰囲気が心地よい。

 選手の多くが半袖。陽気に恵まれたことが県民としてはうれしい。午前中から駐車場は8割埋まる盛況。今日、遅めに出かける人は最初から県総合運動公園などの臨時駐車場に向かった方が無難だ。無料のシャトルバスが往復している。

 強化合宿に加え、この秋は本県をキャンプ地とする球団がプロ野球のセ、パ・リーグを制し、県内の野球ファンは舞い上がる気分だろう。同市の生目の杜運動公園をキャンプ地とするソフトバンクはSMBC日本シリーズを勝ち抜き、2年ぶりの日本一に輝いた。

 セ・リーグ2連覇の快挙を成し遂げた広島は、既に日南市で秋季キャンプインしている。5球団が訪れた今年2月の春季キャンプは寒波なども原因で観客動員数がかなり落ち込んだが、来春は県内外から多くの見学客が期待できそうだ。

 何より本県野球界にとっての朗報は九州高校野球における本県代表の大活躍だ。富島が準優勝し、延岡学園も4強入り。来春のセンバツでは本県から2校出場が有力視されている。こちらも、少年野球の子どもたちに大きな刺激になろう。

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