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おかしもち

2017年7月8日
 台風3号が去って一段落とばかり思っていた。虚を突いたように九州北部で記録的な大雨。土砂崩れなどの水害が派生し、死者や行方不明者が相次ぐなど甚大な被害が出た。

 被災した方やご家族にお見舞い申し上げたい。梅雨前線がもっと南にあれば、本県が被災の中心だった。わがこととして防災を考えたい。これまでの雨で県内各地も地盤が緩んでいる。雨が続けば、河川の氾濫もありうる。十分警戒して早めの避難を心掛けたい。

 梅雨といえば、しとしと降るイメージだが、西日本ではしばしばこういう豪雨をもたらす。梅雨前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込み、次々と積乱雲が発達して「線状降水帯」ができるためで、局地的に長時間降り続ける。

 いつ、どこが被害に遭うか。予想は難しいが、それでも今は、以前より容易に最新の情報を入手することができる時代だ。例えば気象庁のホームページ内にある高解像度降水ナウキャスト。雨雲の動きを動画で、過去から今後の予測まで細かい地図で確認できる。

 携帯電話に防災メールが届くように登録するのもいい。宮崎市の広報誌でも手続きの仕方が載っているが、QRコードを読み取れば簡単にできる。この数日ひんぱんに竜巻注意情報が届いた。避難所開設や地震、津波などの情報も来る。

 最近の避難における標語は「おかしもち」とか。「押さない」「駆け出さない」「しゃべらない」「戻らない」「近寄らない」の頭文字。いち早く最新情報を得て速やかに行動を。標語のようなうまくて腹持ちのよい非常食も常備しておきたい。

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