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「全日本中学生水の作文コンクール」で優秀賞を受賞した 亀岡千愛(かめおか・ちさと)さん

2019年8月29日
「日本には八百万(やおよろず)の神々といわれるように、非常に多くの神々がいる」との一節から始まる作文は、2年前に他界した祖父と水神様を訪ねた経験をつづった。

 タイトル「水神様への感謝を現代に」が、全国の中学生を対象とした作文コンクールで最優秀賞に次ぐ優秀賞(農林水産大臣賞)を受賞。「蛇口をひねるだけできれいな水が出るのが当たり前の時代。水のありがたさについて考えてほしい」との思いを込めた。

 昔から家族の墓参りは、神様を巡る日でもあった。墓参を終えると、山神、地神、氏神様を祭るほこらを半日がかりで巡り、手を合わせた。幼いころに水神様のほこら近くにある「湖」について祖父に尋ねたことがある。田畑を潤すために造られたため池で、それがあるからこそ安定して作物を育てられると教えられ、「私たちは水に生かされていることを知った」。

 家族の習慣や祖父の話から、「日本人は昔から自然の恵みに感謝して生きてきた」と感じるように。作文は、そうした感覚が薄れる現代に警鐘を鳴らすように、「恵みをもたらす豊かな水資源に感謝し、大切にしていくことが、後世の人々の豊かな生活につながっていく」と結ぶ。

 宮崎西高付属中2年で合唱部に所属。「気になることは追究せずにはいられない性格」で、ニュースを見たり新聞を読んだりするのが好きという。将来は「言葉で情報を伝える仕事がしたい」。「喜んでくれているかな」と作文は祖父の仏壇に飾った。宮崎市在住、13歳。

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