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女性初の県社会保険労務士会会長になった 酒井春江(さかい・はるえ)さん

2019年6月22日
 「職場づくりを支える、働く人と企業のパートナー」。社会保険労務士の仕事を、そう表現する。県内の231人が所属する組織のトップに、7日付で就任。副会長を2年務め、実績や人柄が評価され推された。女性の会長は九州でも初めて。

 働き方改革で労働者が権利を主張しやすくなった一方、年5日の有休取得義務化などへの対応に苦慮する中小企業は少なくない。会員に寄せられる相談は増えており、「人手不足など、職場の実情をよく知っているのは社労士。各職場に合った形で改革を前進させる助言ができる」と使命感を強く感じている。

 京都市出身。町工場を営む家庭に生まれ、幼い頃から中小企業の実情を見てきた。同志社大法学部卒業後、就職したが、大学時代の同級生だった夫(66)と結婚し退社。子育て中、夫の勧めで社労士資格を取得した。「手に職を付けなさい」と育てた父の教えも後押しした。転勤族だった夫が地元の本県に赴任したのを機に宮崎市に自宅を構え、子育てが一段落した22年前に開業した。

 県男女共同参画センター相談員も務め、女性の活躍を後押し。産業カウンセラーとしては、労働者の心と体の健康づくりに取り組む多くの企業を支援してきた。

 教員免許、行政書士など多数の資格・免許を持つ勉強家。おおらかな性格で「子供たちからは『ボーッとしてる』と言われる」と笑う。同市で夫、長女(29)と3人暮らし。息子2人は県外在住。休日には夫婦で旅行やクラシックコンサート鑑賞を楽しむ。66歳。

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