ホーム ひと

JA全国女性組織協議会副会長に就いた 永倉智子(ながくら・ともこ)さん

2019年6月6日
 各都道府県にあり、子どもの食育や地産地消運動を通して農業の大切さや魅力を伝えるJA女性組織協議会。その全国組織の副会長に就任した。会員は約54万人。「農業の視点と女性の団結力を生かした取り組みを展開したい」と意気込む。

 初の本県選出の副会長。本年度は貧困撲滅や地球環境の保全など国連が2030年までの達成を目指す「持続可能な開発目標(SDGs)」への貢献に力を注ぐ。農業の枠組みを超えた活動だが、「子どもたちの未来のために、という思いは同じ」。

 29歳で地元の旧南郷町(現日南市南郷町)の農家に嫁いだ。マンゴーやミカン栽培を手伝い始めたのは30代後半。初めは知識も経験もなく苦労したが、「収穫の喜びと消費者の笑顔に勝るものはない」と知った。

 13年からJAはまゆう女性部長を務める。打診された際は「器じゃない」とためらった。しかし会員が減り、役員のなり手不足も進む中、「私でもやり遂げられたら後が続きやすい」と引き受け、15年にはJA県女性組織協議会長にも就いた。

 周囲の支えも大きい。役を任されるたびに、夫の勲さん(62)が「頼りにされているんやが」と背中を押してくれる。副会長という大役を引き受けたのも、活動に協力的な地元女性部の仲間がいるから。「人に恵まれている」と笑顔を見せる。

 定期大会などであいさつに立てば、「元気ですか~!」と呼び掛ける。場を和ませ、活動を楽しんでもらうためで、「全国に定着させたい」。娘3人は独立、夫婦で暮らす。61歳。

このほかの記事

過去の記事(月別)