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県NIE推進協議会長に就任した 飛田洋(とびた・ひろし)さん

2019年5月31日
 教育や学校現場で新聞活用するNIE(教育に新聞を)活動を推進する県組織のトップに就任した。延べ16年間を担った浜野崇好前会長らの説得に「根負けした」と苦笑いしながらも、「現場の第一線で使命感を持って働く先生たちの背中を『ありがとう、頼むね』と後押しする役目を果たしたい」と決意を語る。

 インターネットやスマートフォンの普及などにより、情報を手軽に得られる社会。「現代の子どもたちにとって、活字は一生親しめる文化になるだろうか」と危機感を抱く。一方、自身の経験から「感受性の豊かな若い時代に親しんだ新聞などの活字メディアが、その後の人生の宝となる」と活字文化の大切さを強調する。

 NIEの取り組みは、先行きが不透明な時代を生き抜いていく子どもたちが、知恵を付けるための学びに役立つと自負。「新聞には仮想ではなく、リアルが書かれている。地域や地球規模の課題解決のヒントもちりばめられている最高の生きた教材だ」
 中学、高校教諭、県教委の教育現場などで計37年間勤務した後、県教育長も4年間務め、教育に懸ける情熱は人一倍強い。「NIEを通じて『宮崎や日本を良くしよう』と推進できる人材を育てたい」との思いがにじむ。

 今年3月末まで県立美術館長。趣味は映画や絵画鑑賞など幅広く、最近は地元劇団の芝居に夢中だ。「文化は力になる。うちはエンゲル係数ならぬ、娯楽係数が高い」と笑う。宮崎市で家族3人と暮らす。新富町出身。66歳。

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