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宮崎市議会議長に就いた 中川 義行(なかがわ・よしゆき)さん

2019年5月29日
 社民系議員として36年ぶりに県都の議長に就いた。社民会派は3人だが、保守系を含む複数会派から支持を集めた。「政党や会派を問わず意見を交わしてきた。議論しやすい雰囲気づくりを期待されていると思う」。6期目のベテランが重責に表情を引き締めた。

 宮崎市役所の庁舎再整備、JR宮崎駅東口でのアリーナ建設構想、子ども医療費無料化の対象拡大。「財政負担の大きな政策」がめじろ押しだ。「議会の見極める目が試される。新人議員も多いが、一人一人しっかり考えてほしい」と求める。

 4月の市議選投票率は過去最低の36・55%。政治離れが深刻さを増す中で行われた議長選では、再び立候補制が見送られた。実施の賛否について会派間の溝は大きく、制度見直しを求める声が上がる。「議長の選出方法だけではない。報告会の開催頻度を増やしたり、広く意見を聞く市民公聴会を開いたりするなど、やれることは多い」と議会改革に意欲を示す。

 小学4年生のとき、19歳の姉が病気のため他界した。重度の知的障害があり、自宅で過ごす時間が長かった。「姉は幸せに人生を送れただろうか」。今も時折、姉の姿が目に浮かぶ。「政治は弱い立場の人たちのためにあるべきだ」との思いは、20年間の議員生活でぶれることはなかった。

 同市古城町で妻と2人暮らし。趣味は中学時代に県大会で準優勝したソフトテニス。社会人クラブでプレーする。毎日でも練習したいのが本音だが、公務に追われる身となって「任期中は回数が減りそう」。延岡市出身。65歳。

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