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県農協青年組織協議会委員長に就任した 田邊貴紀(たなべ・たかのり)さん

2019年5月18日
 担い手不足や貿易自由化の進展など、県内農業を取り巻く環境が厳しさを増す中、県内の若手農家約1600人のトップに立った。「品目を超えた横のつながりが大切。宮崎ブランドの底上げを若い世代が引っ張っていけるよう、態勢づくりに尽力する」と意気込む。

 2017年から副委員長を1期2年務めた。本県はキュウリやピーマン、花卉(かき)など多品種で国内をけん引。「メンバー同士の交流をもっと活発にして、オール宮崎の発想を浸透させるべき」と目標を掲げ、品目ごとのトップランナーを講師にした研修会開催を考えている。

 県内全13JAなどを再編・統合する「県域JA」構想については「現場、地域の声をしっかり伝えることが課せられた使命。風通しの良い組織にしていく」と決意する。

 佐賀大を卒業後、高千穂町上野の実家で就農し、当初は和牛繁殖とキュウリ、スイートピーの複合経営。牛舎などを拡大させて現在は和牛の専業となり、母牛、子牛の計約130頭を抱える経営者として忙しい日々を送る。

 農業の魅力について、「生き物を扱い、生死に向き合う覚悟は必要だが手間暇かけた分、成長などが目に見えるところ」と語る。約5年後の法人化も見据えており、「若手を雇用して技術やノウハウを伝えたい」。

 妻と両親、祖母と暮らす41歳。疲れた心身を癒やしてくれるのはペットのトイプードルの「こむぎ」。携帯電話の待ち受け画面は「もちろん愛犬の写真」と笑う。

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